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7月12日 横山幸雄のピアノを聴きに行けました。
正直いろいろ考えました。
お店のイベントでしか聴いたことがなかったので…。

少し気が楽になりました。
音楽も料理も共通点があるように感じたこと。
お店のランチとディナーの間だったのでバタバタしましたが貴重な経験でした。
(今まででは考えられないことであり時間的に無理だったと思う。)
行かせてくれたスタッフも正直ちょっと成長しうれしく思う。
人間は道具ではないし、何か感じれないと前に進まないのかも。

僕もお店も8年という時間が過ぎ少しは成長できたのだろうか?と思いながら
ピアノを聴いたように思う。何か気持ち良さを感じたかな?
そんなリサイタルでした。

調理師学校の講師として仕事に行くようになって何か自分に変化が出始めました。
僕は料理が楽しいものとして習わなかったので人に教えることは無理だと感じていた。
だから一生懸命に興味を持ってもらうような料理を教えていきたい!そんな感じ。

やっと楽しめる?そう考えると時代の変化という厄介な壁を目の前に楽しめるように感じれる。
そういう年頃になったのかも。

そう、興味がなくなれば人間終わってしまう。人間関係も同じこと。
人から何かを受けることも大切だけれども、自分自身の問題が大きいと思う。
人を好きになり相手が拒めばストーカーになってしまう世の中、
でも人を好きになる気持ちは大切だと思う。
何でこんなことを思ったかというと、調理師学校の生徒さんたちが店に食べに来てくれ話をして、
みんな良い子で好きになってしまったから。

世の中にどのぐらいの刺激があるのだろうか?生きるうえで。

刺激は人間を若返らせてくれる。生きるために必要なこと。

やっと料理の楽しさがわかった時いつかそれが古いものになるとは考えたくない。
それは親から子に継がれる文化だと思うから。新しいものは古いものから生まれ熟成する。
それを感じれないと’文化‘にはならないのかも。

良い店とは良いスタッフがいることだと思う。

良い物は本当に良いのである。僕は真面目に人生を生きたい、もちろん遊びも必要。
生み出すためにはパワーが必要。
そんな7月でした。


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早いものか遅いものかイタリアから日本に戻り10年が過ぎました。
僕にとっても日本にとってもイタリア(ヨーロッパ)にとっても色々と変わってきたように思う。
変わっていないものは常に自分がコア(中心)であること。
料理を変えるときも自分を変えること、つまり季節感だったり、食材だったり。
自分が無理なときは無理だということ。
でも、心は常に受け入れる体制を作ること。
そこから何かが生まれるのかも?

不思議と人の会話から何かが生まれることがあるように思う。
何かを見て何かが生まれることがあるように思う。
全て成り行き。
考え抜いた結果の成り行き。

レストランとは?との問いに目をつぶり考えていただきたい。
そこにはそれぞれの環境が存在する。よくもあり悪くもあり。
人間の感情がそこにはあるはずだと思うし、過去が存在し、未来がある。

自分の子供の時代、親になった時、環境の変化、そのとき何を食べ何を感じたか?
その時初めて’文化‘ということを考えるように思う。
文化ということを考えるときに‘努力’ということが考えられる。

伝える努力。
伝統のようなもの。
変える努力。
変化を求める時代。
存続させるための努力。
みんながんばっていると思う。

その文化を支えるのが’レストラン‘だと思う。
心の安らぎのような場所。
みんなが知りえる場所。
いつか映画の1シーンのような店になりたい。
記憶に残るような場所をつくるのが僕の仕事。