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8周年を終え、あたりまえだけど9年目に入りました。
8周年の記念メニューは好評でした。ありがとうございました。

なんだかイベントの間はいろんな事を考えて、頭の中がいっぱいいっぱいで
自分の中では 今のペルケノー!? の出来る範囲を いつも考えながらやっていて、
“そうやってもう8年!!”と思うのかなぁーと思っていたら 意外と“まだ8周年なんだ”と
終わった後、感じました。 3周年、5周年、7周年の時は“もう”だったのに。

それは、僕の思う人生のイメージというかペルケノー!?のイメージが確実に10周年を目指している感じ。
長く続けることの大変さはもちろん、大切さを今回のイベントで感じたからだと思う。

ロングライフデザインという事をよく考える。時間がたっても古びないデザイン。
それは流行ではなく常に“今”であること。それはとても大切なこと。料理とデザインは全く別物だと思うけど、常に愛され続ける料理も今の時代あってもいいように思う。
“本物は変化しない”でも本物とは…。。。
“いい物であること”“いい料理であること”それは無理です。
僕にとっては食べ手があっての僕の料理。

でも、人生ってバランスだと思う。だから楽しいはず。

そんな中で、今回のフェアーはいろいろと変化をもたせることが出来ました。
18年ぐらい前からやっている料理と今の料理。両方僕の中には何も変化はない。
でも何かは変わっているのかも。
それはいい食べ手に恵まれたからだと思うし、良い食材に恵まれ、人との関係に感謝しているからだと思う。

これからは10周年までは何か料理を楽しめそうです。

イベントの同時進行で‘レゴ’のフェラーリと自家製カラスミで 頭がいっぱいいっぱいだったので
とりあえず、‘レゴ’の組み立ては8周年が終わり次第 頑張っています。
すごい楽しいですよ。意外とはまります。

自家製カラスミ、今年は6kg仕込みました。美味しくなってほしいです。
また出来ましたら写真を載せます。
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人生について思うことは“イメージ”だと思う。
人生というと範囲が広くなってしまうけど、生きる上で必要な術みたいな感じ。

僕は ほとんど自分の料理というものを食べたことがない。
それは 味見をしないということではなく、すべてパーツの“イメージ”が
頭のなかでぐるぐる回っているのを組み合わせるわけで、そこから料理を考える。
他の料理人も同じだと思う。

何故こんな話をするかというと、人に教えるのも 大変だなー と思うから。

目先の物を見ることは大切。若い時は先の事など考えれない。その時だけ。
でも 僕は いつも10歳年上の人になろうとイメージしながら働いていた。
20歳の時は、その時 オーナーシェフだった八島さん(僕の料理の原点)に
かなり怒られたから、いつも“ 30歳になったらこの人より絶対美味い物をつくれる” と 考えていた。
何故なら、僕が20歳で30歳の人の料理を理解できれば、
30歳になるまで10年もあるのだから、もっといろんな勉強が出来るし。
(もちろん八島さんも40歳になるのだけれど…)

でも、今の若い子はなんかもったいないような気がする。
何がもったいないかというと“時間”。
何もかも揃っているわけだし、料理のことも調べようとしたら すぐに調べられるし。
本当に便利だと思う。でも人生の“イメージ”が感じません。レシピどおり?

便利な今の時代に反し“手紙”は とても大切なものだと思ってしまう。
‘字’の中に“気持ち”があり‘文章’のなかにも“どかしさ”がある。
本当に伝わっているのか?という不安。
それが相手を思う気持ちにつながり優しさになると思う。
何か料理に共通していると思うのは僕だけ?
相手をイメージすることはすごく大切なことだと思う。
それは自分の人生のイメージに繋がるわけだし。

僕の考え方の中で、
『毎日歩いている50mの距離があるとしたら、
一生懸命には歩かないけど、楽しく歩きたいと思う。そうすれば 何か変化に気ずくはずである。
嫌なことがあってもちゃんと50mぐらいは前を向いて歩きたい。』というのがあります。
何もないけど何かあるんですよ!人生とはそんな感じだと思う。

楽しいだけでも駄目だと思うし、辛いだけでも駄目だと思うけど、
人生の感じ方は人それぞれだと思う。だから人の幸せも人それぞれだと思う。
でも‘こうなりたい!’というイメージは必要に思う。

最近、 料理教室でもしてみたいな~なんて考えたりしちゃってます。