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なんか急に秋めいたりしてふとイタリアのことを思い出してしまう。
今から15年も前になるわけだから確実に歳をとったわけだ。
でもイタリアの4年間は寂しさと楽しさとの思い出は語りつくせないかも。
日本に27歳で帰ってきたときストレスをすごい感じた。それから10年がたった。
たまにはイタリアのことを思い出して書いてみよう。

1993年夏、22歳でイタリアに行った。初めての海外。
キャセイパシフィック航空で23時間ぐらいかかった。
その時はそのチケットが一番安かったから(片道切符)。
ミラノとローマの場所も知らずロンバルディアで働くのにローマについてしまった。
今 考えると不思議。

お金もなかったし言葉も全然わからなかったから、駅で切符を買う時にお釣りをごま化された。
とりあえず、やっとのことで最初の店にたどり着き、イタリア生活が始まったわけだ。
言葉が分からないのに1週間でメイン料理の担当をさせてもらった。
オーダーと料理は把握できていたから、すんなりとレストランの生活になじめたのも不思議だった。イタリアが自分に合っていたと思うし、日本より楽しく仕事ができた。

しかし‘言葉’の壁はすぐに見えた。
一緒に働いていたアフリカ人が自分のミスを僕のせいにしたのである。
でも 何も説明ができないわけで …本当に苦しかった。
…言葉の出来ない自分のせいなのである。

それがまず最初の‘壁’だったと思う。
それから 独学でイタリア語を勉強する日々が始まった。
その壁を超えたとき すごくイタリアが好きになった。
それからいろんな人と知り合い、本当にいろんな事を考えた。
ホテルのシェフにもなったし、将来の不安とかイタリアに永住することも考えた。
もちろん料理のことも。
でも 自分の好きなトスカーナの四季の景色に心を奪われたとき 人生が変わったかも。
日本の四季も同じだから。

しかしイタリア語でものを考えるのと日本語でものを考えるのは僕にとっては違う。
イタリアの四季と日本の四季は違うけど、いろんなことが分かり始めた時だったと思う。
でも共通点もある。
秋の色と香りである。
一瞬の変化に戸惑いながら心はときめくそんなイタリアのような秋の色と香りを感じる今年の秋である。

壁を乗り越えるパワーと人への優しさ、そんなことを考えながら半月を眺めると変わらぬ月の美しさ優しさが何かを与えてくれているように思う。

でも人間である。
秋の色と香りを表現してみたいと思う。
美味しい‘茶色’を。

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